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スケルトンリフォームとは|費用と工期

2026.10.13

ブログ

スケルトンリフォームとは 費用・工期・解体後の追加費用

スケルトンリフォームとは、柱・梁・床などの「躯体」だけを残して、内装や設備をすべて解体して作り直す工事です。

間取りの変更、断熱の見直し、配管・配線の更新をまとめて行えるのが特徴です。「スケルトンリノベーション」とも呼ばれ、リフォームとリノベーションという言葉に厳密な線引きはありません。

費用の目安は、延床30坪の戸建て(内部のみのスケルトン)で1,200万〜2,000万円程度と紹介されています。工期は、内部のみで3か月程度、外壁も解体する場合は4〜5か月が目安で、工事中は仮住まいが必要です。

一番の注意点は、解体して初めて、柱の腐食やシロアリ被害などが見つかることがあることです。工事を決める前に、どこまで調べられるか、追加費用がいつ・どんな条件で発生するかを確認しておくことが大切です。

※ 金額・工期は、リフォーム会社紹介サイトが公開している一般的な目安であり、当社の価格ではありません。実際の費用は、建物の状態や仕様で変わります。(出典は記事末尾に記載)

※ 店舗の「スケルトン」(内装のない状態の物件)とは意味が異なります。店舗の場合は店舗内装工事の費用はどう決まるのかをご覧ください。

この記事の要点

  • スケルトンリフォームは、躯体だけを残して内装や設備を作り直す工事です。
  • 延床30坪の戸建て(内部のみ)の費用目安は1,200万〜2,000万円程度、工期は内部のみで3か月程度です。
  • 解体後に柱の腐食やシロアリ被害などが見つかると、修繕や補強の追加費用がかかることがあります。
  • 工事前に、調査範囲、追加費用の条件、予備の予算を確認しておくことが大切です。

スケルトンリフォームとは

「スケルトン」は、骨組みの意味です。建物の骨組みを残して、壁・床・天井・設備・配管・配線を一度すべて取り払い、新しく作り直します。

戸建てとマンションの違い

戸建て マンション
残す部分 柱・梁・基礎などの構造部分 コンクリートの躯体と、共用部分
解体する部分 内装・設備・配管・配線・間仕切り壁(外壁も解体する場合あり) 専有部分の内装・設備・配管・配線
できること 間取りの大幅な変更、断熱・耐震の見直し 専有部分の間取り変更、設備の入れ替え
注意点 構造の傷み具合で補強が必要になることがある 管理規約や構造(壁式構造など)で制限がある

スケルトンリフォームで残す部分と解体する部分(戸建て)

マンションは、専有部分だけをリフォームできるため、基本的に内部のスケルトンが対象です。また、ツーバイフォー工法の戸建てや、壁式構造のマンションは、スケルトンに向かない場合があります。

マンションの費用の目安(㎡単価)は、マンションリノベーションの費用と進め方をご覧ください。

費用と工期の目安

スケルトンリフォームの費用は、新築する場合の1/3〜2/3程度が目安とされています。工事の範囲によって、金額は大きく変わります。

費用と工期の一般的な目安

項目 一般的な目安
費用(延床30坪の戸建て・内部のみ) 1,200万〜2,000万円程度
工期(戸建て・内部のみ) 3か月程度
工期(外壁も解体する場合) 4〜5か月程度
計画から完成まで 4〜6か月程度
工事中の住まい 仮住まいが必要

出典:ホームプロ「スケルトンリフォームとは?」(最終更新日 2026年1月30日)。調査方法や件数は明記されていないため、目安としてお考えください。

工期が延びる原因で多いのは、工事が始まってから、リフォームの内容を追加・変更することです。解体前に、間取りや設備を決め切っておくと、工期と費用のずれを防げます。

予算別に考える:500万円・1,000万円・それ以上

延床30坪の戸建て(内部のみ)の目安は、1,200万〜2,000万円程度です。予算によって、現実的な進め方が変わります。

予算別の考え方

予算の目安 考え方
500万円台 戸建て全体のスケルトンは難しく、範囲を絞った工事になります。同サイトの掲載事例には、マンション(築21〜25年・7箇所の改装)で485万円、戸建て(築30年以上)で490万円の例があります。事例であり、相場ではありません
1,000万円前後 30坪の戸建て(内部)の目安を下回ります。面積が小さい家、マンションの専有部分、間取りの変更が少ない工事から検討します
1,200万〜2,000万円 30坪前後の戸建てで、内部のスケルトンと、断熱・配管・配線の更新を検討できる範囲です
2,000万円前後〜 外壁まで解体する工事(目安は1,700万円前後から)や、構造の補強を含む工事が視野に入ります

金額は、リフォーム会社紹介サイトが公開している一般的な目安・事例であり、当社の価格ではありません。

解体から完成までの工程

スケルトンリフォームは、おおまかに次の順で進みます。

解体から完成までの工程

工程 内容
解体 内装・設備・間仕切り壁を撤去し、躯体の状態を確認できる状態にします
構造・下地の確認と補強 柱・梁・土台の傷み、シロアリや腐食の有無を確認し、必要な補強を行います
断熱・配管・配線の更新 壁・床・天井の断熱、給排水管、電気配線を新しくします
造作・内装仕上げ 間仕切り壁、造作家具、床・壁・天井の仕上げ、設備の取り付けを行います
検査・お引き渡し 仕上がりを確認し、お引き渡しします

解体後の「構造・下地の確認」が、追加費用が出るかどうかの分かれ目です。事前の調査で分からなかった部分は、この段階で初めて確認できます。そのため、見つかった場合の進め方を、契約の前に決めておきます。

解体後に見つかりやすい劣化と、追加費用の考え方

スケルトンにして初めて、柱の腐食やシロアリ被害、カビなどが見つかることがあります。その場合は、修繕や補強のための費用がかかります。図面と実際の建物が違っていて、想定外の補強が必要になることもあります。

解体後に見つかりやすい劣化

見つかりやすい劣化 内容
構造部分の傷み 柱や梁の腐食、シロアリ被害。古い木造で見つかることがあります
配管・配線の老朽化 給排水管や電気配線の更新が必要になることがあります
図面と現況の違い 設計図どおりに建てられていない場合、補強が必要になります

追加費用を減らすために、次の3点を契約の前に確認します。

契約前に確認する3点

確認項目 内容
事前に調べる範囲 床下・天井裏の点検や、図面の確認をどこまで行うか
追加費用の条件 どんな状態が見つかったとき、いくらの範囲で、誰が判断して追加になるか
予備の予算 解体後の補修に備えて、工事費にある程度の余裕を持たせておく

グロウプラスでは、見積書に含まれる範囲を最初に明示し、追加費用が発生する条件と発生しない条件を、着工前にお伝えしています。

スケルトンリフォームで後悔しやすいポイントと防ぎ方

後悔しやすいポイントと防ぎ方

ポイント 防ぎ方
追加費用で予算を超えた 解体後の補修に備えて、工事費にある程度の余裕を持たせます。追加費用の条件は、契約の前に書面で確認します
工期が延びた 延びる原因で多いのは、工事が始まってからの追加・変更です。間取りと設備は、解体の前に決め切ります
仮住まいや引っ越しの費用を見落とした 仮住まいの家賃や引っ越しの費用は、工事費とは別にかかります
水まわりの位置を後から変えたくなった 水まわりの新設・位置変更や間取りの変更は、追加費用になりやすい項目です。配管の計画を先に固めます
断熱や耐震の範囲を決め忘れた 性能を上げたい場合は、どこまで行うかを設計の最初に決めます。壁を閉じた後に開け直すと、費用が増えます

スケルトンにするべきか、しなくてよいか

スケルトンリフォームは、家全体を作り直す大きな工事です。目的に合うかどうかを、最初に整理します。

スケルトンが向いているケース

  • 生活動線が使いづらく、間取りを大きく変えたい
  • 家族構成が変わり、今の間取りが合わない
  • 断熱性や耐震性など、住まいの性能を上げたい
  • 配管・配線が古く、まとめて新しくしたい
  • 建て替えができない敷地で、住み続けたい(再建築不可など)

部分的な工事で足りる、または向かないケース

  • 傷んでいる箇所が限られている
  • 構造部分の傷みが大きい場合(補強や建て替えの検討が先になります)
  • 壁式構造のマンションなど、構造上、壁を撤去できない場合
  • 管理規約で、工事の範囲が制限されている場合

スケルトンにするべきか判断するための3つの質問

グロウプラスは、設計士と現役の大工が現地を見て、活かせる配管や構造と、変えたほうがよい部分を見極めます。「とりあえず全部解体する」という提案はしません。ご希望の暮らしに必要な範囲を、ご一緒に決めていきます。

建て替えとの比較

スケルトンリフォームと建て替えの比較

項目 スケルトンリフォーム 建て替え
費用の目安 新築の1/3〜2/3程度が目安(出典:ホームプロ) 新築の費用がかかります(解体費を含みます)
既存の基礎・柱・梁 活かします(状態が良いことが前提) 解体して新しくします
間取り・構造の自由度 構造の範囲内で自由に変更できます 自由度が高くなります
解体後の想定外 柱の腐食などが見つかる可能性があります 更地にするため、構造の傷みによる追加は出にくくなります
敷地の条件 建て替えができない敷地(再建築不可など)でも、住み続けられます 建築基準法の接道義務などを満たす必要があります
工事中の住まい 仮住まいが必要です 仮住まいが必要です

どちらが良いかは、建物の状態・敷地・ご希望の間取りで決まります。両方の条件で見積りを比べることをおすすめします。

グロウプラスのスケルトンリフォームの進め方

設計士と現役の大工が、最初のご相談から施工、引き渡し後のアフター対応まで一貫して担当します。施工中に見つかった状態も、現場で設計士と大工が一緒に確認し、その場で解決の方法をご提案します。

中古の戸建てやマンションの購入を考えている方は、購入の前にご相談ください。グループ会社のグロウプラスハウジング(不動産仲介)と連携して、物件探しから工事までサポートします。

解体したときの傷みや、改修の範囲を、購入前から考えておくことができます。

住まい全体を見直す工事は、リノベーションのページをご覧ください。戸建てとマンションのリノベーションの様子は、次の施工事例でご紹介しています。

断熱改修などの省エネ工事は、国の補助金の対象になる場合があります(スケルトン工事の全体が対象になるわけではありません)。詳しくは茅ヶ崎市のリフォーム補助金【2026年度】をご覧ください。

よくあるご質問

Q. スケルトンリフォームの費用はいくらですか?

A. 一般的な目安として、延床30坪の戸建て(内部のみ)で1,200万〜2,000万円程度と紹介されています。建物の状態や、間取り・設備の内容で大きく変わります。まず現地を拝見して、見積書の内訳を明らかにしてお出しします。

Q. 解体後に追加費用が出ることはありますか?

A. 柱の腐食やシロアリ被害などが見つかり、補修が必要になることがあります。グロウプラスでは、追加費用が発生する条件と発生しない条件を、着工前にお伝えします。

Q. 建て替えとどちらが安いですか?

A. スケルトンリフォームの費用は、新築の1/3〜2/3程度が目安とされていますが、建物の状態や、ご希望の内容で変わります。建て替えとの比較が必要な場合は、両方の条件で見積りを比べることをおすすめします。

Q. 工事中は仮住まいが必要ですか?

A. 住みながらの施工は難しく、工事中は仮住まいが必要になるのが一般的です。工期の目安を踏まえて、仮住まいの期間もあわせて計画します。

Q. スケルトンリフォームとスケルトンリノベーションは違いますか?

A. リフォームとリノベーションという言葉に、厳密な線引きはありません。どちらも、躯体を残して内装や設備を作り直す工事を指して使われることが多く、同じ意味で考えて差し支えありません。

Q. 1,000万円でスケルトンリフォームはできますか?

A. 延床30坪の戸建て(内部)の目安は1,200万〜2,000万円程度のため、1,000万円では範囲を絞る必要があります。面積が小さい家、マンションの専有部分、間取りの変更が少ない工事から検討します。まず現地を拝見して、内訳を明らかにした見積書をお出しします。

ご相談・お見積もりについて

「スケルトンにしたほうがいいのか、部分的な工事で足りるのか、判断できない」。そんなご相談からで構いません。図面や、気になっている箇所の写真をお持ちいただければ、お話が早く進みます。

現地調査・お見積もりは無料です。

お問い合わせフォーム/お電話:0467-84-8517

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